元シングルマザーのシニアライフ(仮)

一人息子を亡くした元シングルマザーの日々のメモです。

楽に生きる

亡き息子が幼い頃に知り合ったママ友(?)が年賀状に
「楽に生きる」
と書いていて、私は何のことだろうと思いました。
楽に生きるという意味がわかりませんでした。


私は楽に生きてはいけないって思っていたのかもしれません。
だから、結果的に離婚するような人と一緒になったのでしょうか。


息子が亡くなって、「たられば」はやめようって思うのですが…


今頃になって思います。
苦労したからと言って、努力したからと言って、目指した結果が出るとは限らないって。
私は苦労も努力も子どもの頃から嫌いだと思っていましたが、苦労したり努力していればある意味、評価されると何処かで思っていたかもしれません。


だって、小中学校の頃の同級生で一番勉強ができた子が、努力が大切だって言っていたんです。
しかし、彼の努力は実りませんでした。
何年も司法試験を受け続けて合格しなくて、サラリーマンになりました。
もっとも、彼は同期の誰よりも優秀で出世頭になっていますけれど。
本当は弁護士になりたかったんだよね。
でもなれなかった。
それでもいいんだよって誰かに言ってもらえたのかな。


私は息子が亡くなってから、無駄な我慢はしないことを実践するようになりました。
とりあえず、無駄な我慢が必要な職場を去りました。
10年勤めて、息子を育てましたけれど、自分を大切にするとはどういうことか考えました。
次の職場は、1年持ちませんでした。
色々あったので、正社員じゃないし、この歳になって無駄な我慢したくないって思いました。
そして、退職して4か月になろうとしています。
仕事を選んでるせいもありますが、まだ働いていません。
無職の自分にOKを出す毎日です。